Nestle様  Case1 

ネスレインドネシアでは「ミロ」製造プロセスで洗浄時間がかなりかかっていました。最後に手動洗浄も必要だったほどです。
レヒラーノズル XactCleanHPへの交換により、洗浄時間は1/16に大幅削減。手動作業も不要になりました。

 Milo(ミロ)製造環境と問題点

 粘着性のある生産物

 持続性のあるペースト

 ウェット混合物の不十分な洗浄

  • ミキサー
  • 充填・送液容器
  • ストレーナー

 送液ライン

 導入前

 
 
STEP1
STEP2
STEP3
STEP4
STEP5
STEP6
STEP7

ウェットミキシングタンク
Φ3m×H4m 攪拌機使用
循環水での予備洗浄
浸漬用 90℃循環水
1時間洗浄 Class2 (at 3bar)
最終すすぎ 純水
手動 高圧洗浄
-
-
合計洗浄時間 8時間

 
 
STEP1
STEP2
STEP3
STEP4
STEP5
STEP6
STEP7

フィードケルト
Φ3m×H5m 攪拌機使用
循環水での予備洗浄
浸漬用 90℃循環水
すすぎ 純水
浸漬用 90℃循環水
1時間洗浄 Class3 (at 3bar)
最終すすぎ 純水
手動 高圧洗浄
合計洗浄時間 8時間

 導入後

  • 30分程度で洗浄完了
  • 手動作業なし
  • 表面綺麗に
  • 撹拌機も綺麗に

Nestle様  Case2 

固定式ノズルでは、どろどろとした食物繊維が多い離乳食「バティタ」製造プロセスでも洗浄時間がかなりかかっていました。こちら、最後に手動洗浄も必要だったほどです。
レヒラーのギア制御型回転洗浄ノズル XactCleanHPへの交換により、洗浄時間削減および洗浄水使用料も低減できました。SIW洗浄プロセスで50~60分を節約することで、離乳食製造プロセスの生産性を8,000kg/日、つまり値で48,000ユーロ増やすことができます。
これらの数値により、洗浄ヘッドの投資回収は1日で達成できます。

 Batita(離乳食バティタ)問題点

 高温製造プロセス:70~80℃使用での付着物の粘着性と固着

 16時間製造時:洗浄時間が100分

 24時間製造時:CIP洗浄では完全に洗浄しきれず、手動が必須

 導入前

 
 
STEP1
STEP2
STEP3
STEP4
STEP5

高圧 バランスタンク
Φ1.1m×H1.46m
予備洗浄 常温
苛性循環75℃~78℃
中間すすぎ 常温
酸循環65℃~70℃
最終すすぎ 常温・手動

 XactCleanHP導入後

  • 洗浄削減時間:100分以上
  • 手動洗浄:40分以上短縮
  • 洗浄水使用量も低減
  • 14時間製造:40分で完全洗浄
  • 24時間製造:60分で完全洗浄

ドイツの大学TUM Weihenstephanとの共同実験

固定式スプレーボール 

タンク1

ギア制御型回転洗浄ノズル 

タンク2

発酵、貯蔵の醸造工程で使われるタンクは必ず定期的に自動洗浄を行います。ボトリングに至るまで非常に厳格な衛生管理が求められ、一貫した商品品質を保つために自動洗浄は重要なファクターです。
そこで、日本で主流の固定式スプレーボールで【タンク1】を、ギア制御型回転洗浄ノズルで【タンク2】洗浄し比較。どちらのタンクも粘度のあるイースト菌が同等に付着していましたが、ギア制御型回転洗浄ノズルは洗浄時間の短縮、水使用量の減少、手作業不要という結果になりました。

 2つのノズルによる洗浄比較

タンク1

  • After 5min.
    固定式スプレーノズルでの洗浄のタンクの様子1

  • After 10min.
    固定式スプレーノズルでの洗浄のタンクの様子2

  • After 15min.
    固定式スプレーノズルでの洗浄のタンクの様子3

タンク2

  • After 5min.
    回転式スプレーノズルでの洗浄のタンクの様子1

  • After 10min.
    回転式スプレーノズルでの洗浄のタンクの様子2

  • After 15min.
    回転式スプレーノズルでの洗浄のタンクの様子3

 
水使用量
アルカリ洗浄時間
効果
手作業

固定式スプレーボール
75L
25分
スクラブ洗浄

 
水使用量
アルカリ洗浄時間
効果
手作業

ギア制御型回転洗浄ノズル
54L
15分
不要